夫のチノパン

前回の更新からちょっと時間があいてしまった。
毎日自由に使える時間は1時間から2時間で、日によってはその時間をジョギングに当てているので、縫い物に費やせる時間はちょっとずつしかないのです。


最近自分のものと子供のものばっかりで、夫のものをあんまり縫ってあげていなかったので、夫にチノパンを縫いました。

型紙はThread TheoryのJedediah Pants
夫がよく穿いているパンツのサイズを測って一番近いサイズの34インチにしました。
デフォルトで作っただけにしてはフィットがいいと思う!
今まで日本の型紙を使ってパンツを何着か作ったことがあるんだけど、やっぱり日本人とは骨格が違うのかいまいち気に入るのができなかったのです。

Thread Theoryはカナダの人なので骨格がちょうどいいのかも。
PDFは気軽にダウンロードできるのが便利。私は欧米のティッシュペーパーみたいな型紙は苦手なので、印刷できるほうが好きです。
残念なのは、縫い代が全部5/8インチなこと。まぁ、こちらでは縫い代が5/8インチって結構普通なんですが、縫ったあと、縫い代を切り落とす必要があるんなら、最初からつけなければいいじゃないと思うんですが。


なので、型紙の縫い代を変更した箇所がいくつか。
股ぐりとヨーク部分は折り伏せ縫い始末、ポケットを袋縫いにしたので、5/8インチをキープしました。
それ以外は1cmに。
ベルトループの型紙が一つで、それを3セット作り、1セットを半分に切って6本できるうちの5本使うというちょっと不思議な設定です。
ひっくり返すときに長いとひっくり返しにくいからかな。それとも小さいと型紙の隙間に入れやすいから布を無駄なく使えるという理由なのかな。わかりません。
私は一気に縫えるほうが便利なので、5本分のベルトループを一続きで作れるように型紙を変えました。
それから前の見返しが個人的にはあんまり気に入りませんでした。
前端から右も左もビルトインになっている仕様なのです。
一度目なのでデフォルトで作りましたが、次は右の見返しはカットし、左のは自分で型紙を作ろうと思います。
あとはウエスト布。ノッチがあるんだけど、このノッチは何のためのノッチなのかいまいちわかりませんでした。
ベルトループのノッチなのかな。
わからなかったので、ベルトループは自分の好みの場所につけました。(ウエスト布をつける前にベルトループをつけるので、パンツにノッチがないとベルトループがどこにつく仕様なのかわからなかったので。)


人それぞれどうやって縫うかっていうのが違うので、一概には言えませんが、私は作ったことがあるスタイルのものはあんまり仕様書を見ないで作ってしまうので、型紙に詳細を記載してくれているほうがありがたいです。
Jedediah Pantsの型紙はそう言った点ではちょっと不親切だと思いました。
縫い代を自分好みに変えたのでそのときに縫い代の始末(直角になるところとか、倒しにするところとか)を自分で書いたんだけど、そういうところもなく、ただ真っ直ぐに伸ばした線だけだったのが少し残念でした。
でもフィットがよかった(夫のJCrewのスラックスに似てる)ので、もしかしたら他の型紙も買うかも。

同僚にも褒められたらしく(妻が縫ってくれたんだよーって言ったら、信じてもらえなったらしい:笑)夫は気に入ってくれました。


家にあった布を使ったので、すっかり忘れてしまったのだけど、コットンリネンかリネンのみかの生地だったと思います。だから、結構しわくちゃになるー。